燃料生産と放射能汚染バイオマス処理を同時に行うバイオ技術

氏名加藤 純一 | カトウ ジュンイチ
所属大学院先端物質科学研究科
職階教授
キーワード
研究者総覧http://seeds.office.hiroshima-u.ac.jp/profile/ja.1cc4688097662443520e17560c007669.html

概要

新技術の概要
小さなビーズを高速回転して植物バイオマス(木質および草本)を粉砕するとともに酵素処理を行う湿式ミリング前処理により迅速に糖化する。前処理したスラリーは従来の嫌気消化で容易にメタン発酵でき、放射汚染フリーのメタンを得ることができる。これら処理により植物バイオマスを90%減容化できる。
従来技術・競合技術との比較
「火」を用いず温和な条件(~60℃、大気圧)で処理できるため放射性セシウムの蒸発なしに放射能汚染した植物バイオマスを減容化・安定化することができる。またバイオエタノール生産による減容化では、放射性Csはエタノールに移行してしまうので燃料として使いづらいが、本法で得られるメタンは放射性Csフリーであることが検証されている。
新技術の特徴
・酵素促進湿式ミリング処理による草本系・木材バイオマスの糖化
・リグニン系新規ケミカル素材の生産
想定される用途
・植物・動物バイオマスからのバイオ燃料の生産・バイオマス発電
・放射能汚染したバイオマスの減容化・安定化

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