再考・タインホア集団

keywords.jpg藍山, 黎朝ヴェトナム, 開国功臣, タインホア集団 

八尾 隆生 

TAKAO YAO

division.jpg文学研究科 人文学専攻 歴史文化学講座

position.jpg教授

共同研究者 : 毎年大学院生レヴェルの研究協力者を3~5人調査に参加してもらっている。

研究概要

研究の背景

研究者本人は長年ヴェトナム黎朝(1428-1527年、1533-1789年)の政治・社会史研究を続け、2009年にはその一応の成果を単著『黎初ヴェトナムの政治と社会』(広島大学出版会)としてまとめた。しかし、同著出版後も新たな情報が次々ともたらされる一方、現地史料の散佚という危機が迫っている。

研究内容

上記の現実に鑑み、研究者本人は、黎朝発祥の地清化(タインホア)省において、黎朝成立に貢献した「清化集団」につき、現地史料調査を行う。そしてその新収史料に基づいて、①「清化集団」概念の精緻化、およびその有効性と限界の確認、②当時の清化丘陵地区の移動ルート確定による集団形成の過程復元、③現地の史料保存事業への貢献、の3点を期待できる研究成果とする。

成果

幸い2012年度より科研 基盤研究Bに採択され、初年度は黎朝発祥の地に近いタインホア省内3県で史資料調査を行い、新出碑文4基を発見したほか、タインホア省図書館の未整理のままの貴重書整理を開始した。翌13年はタインホア市に近い4県で同様の作業を行い、既発見碑文の現況を確認するほか、タインホア省図書館でも前年度と同様の作業を継続した。この作業は14年度でほぼ終了し、図書館との交渉次第では目録や電子化した史資料の公開も考えている。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

理科系の研究ではないので、実用化云々は無意味な質問であるが、確実な史実に基づく現地での観光業に貢献できる可能性がある。

本研究の特徴・優位性

技術ではなく、漢字史資料が読める、科研費による資金がある、冬季休暇を使って3週間の調査を行える、黎朝史というマイナーな学問に興味がある、このような研究団体は他に存在しない。

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