フッ化ナトリウムPETを用いた冠動脈分子イメージングの臨床的意義の検討

keywords.jpg動脈硬化,CT,MRI,PET 

北川 知郎 

TOSHIRO KITAGAWA

division.jpg病院

position.jpg病院助教

研究概要

研究の背景

冠動脈不安定プラークの同定は、循環器診断学における長年の課題である。冠動脈CTが不安定プラークの非侵襲的検出法として期待されるが、その活用性は確立されていない。FDG-PETによる冠動脈壁炎症評価は、心筋への生理的集積により限界がある。我々は冠動脈プラークの分子生物学性状評価を目的とした18F-フッ化ナトリウム(NaF) PET検査に着眼した。

研究内容

冠動脈CT画像との比較検討を通した18F-NaF PET冠動脈分子イメージングの臨床的意義、さらには冠動脈CTとPETの連携によるハイリスク症例検出の実行性を検証する。

成果

現在、進行中である。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心のある企業等との共同研究・受託研究は可能である。

本研究の特徴・優位性

18F-NaFは骨形成を描出し、癌の骨転移診断に用いられるPETプローブである。血管壁の石灰化が炎症細胞刺激と関連していることが指摘されており(Circulation 2007, Circ Res 2013)、18F-NaF PETは破綻リスクのある冠動脈プラークを分子生物学的に検出する新規かつ有効なツールとなる可能性を秘めている。

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論文:Kitagawa T, Kosuge H, Chang E, James ML, Yamamoto T, Shen B, Chin FT, Gambhir SS, Dalman RL, McConnell MV. Integrin-targeted molecular imaging of experimental abdominal aortic aneurysms by (18)F-labeled Arg-Gly-Asp positron-emission tomography. Circ Cardiovasc Imaging, 6: 950-956, 2013.

受賞:第78回日本循環器学会学術集会学会賞 第1回循環器イメージング賞 最優秀賞

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