統治機構論・人権論をめぐる憲法解釈と比較憲法研究

keywords.jpg憲法,議会法,選挙法,比較憲法(仏・米) 

新井 誠 

MAKOTO ARAI

division.jpg法務研究科 法務専攻

position.jpg教授

研究概要

研究の背景

議会制をめぐる諸問題の研究に関しては、議会や議員をめぐる現代的課題を考えるうえでの研究となっている。またテロ対策・災害法制等の研究は、近年のテロや災害といった「自由と安全」をめぐる現代的課題を考えるうえでの研究となっている。

研究内容

統治機構論との関連では,国会議員の免責特権,両院制,選挙法, 憲法解釈をめぐる諸問題などについて,人権論との関連では,テロ対策法制や災害時住民保護法制といった自由と安全をめぐる諸問題,法の下の平等,ダンス営業規制などについて,それぞれ研究してきた。

成果

以上の研究の成果としては,以下に示す各論文などを参照のこと。また,研究の成果については適宜いくつかの研究会やシンポジウムなどで発表を行っている。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

 この分野に関心のある国あるいは地方等の公的機関、企業、研究機関等の共同研究・受託研究は可能である。またこららからの依頼を受けての研修会での講演などが可能である。

本研究の特徴・優位性

以上の研究の多くは,外国との比較研究や歴史的考察などを行っていることが特徴である。また,テロ対策法制等の自由と安全に関する研究では,実務家と研究者との共同の研究会に参加し,理論的側面だけではなく実務的側面からの研究も行っている。

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●〔著書〕(単著)『議員特権と議会制-フランス議員免責特権の展開』(成文堂,2008 年),(共編著)新井誠編『ディベート憲法』(信山社,2014年)(共編著)曽我部真裕・赤坂幸一・新井誠・尾形健編『憲法論点教室』(日本評論社,2012年),(共編著)新井誠・小谷順子・横大道聡『地域に学ぶ憲法演習』(日本評論社,2011 年),(共編著)小山剛・山本龍彦・新井誠『憲法のレシピ』(尚学社,2007 年),など。
●〔論文〕 「風営法によるダンス営業規制をめぐる憲法論―大阪地判平成26年5月24日の検討―」法律時報1076号(2014年),「参議院議員選挙区選挙の『一票の較差』判決に関する一考察」法学研究87巻2号(2014年),「風営法におけるダンス営業規制の合憲性について」広島法科大学院論集10号(2014年),「2013年参院選と両院制の今後―定数不均衡と『ねじれ国会』の解消とを素材に」法律時報85巻10号(2013年),「フランスにおける危機管理の憲法構造と災害対策法制」松浦一夫編『災害と住民保護―諸外国の危機管理法制・日本の課題』(三和書籍,2012年),「衆議院議員小選挙区選挙の『一人別枠方式』の違憲状態と立法裁量統制―最大判平成23年3月23日の検討」法律時報1036号(2011年),「立法裁量と法の下の平等」法律時報1034 号(2011 年),「政権交代と政治主導の憲法解釈」広島法学34 巻3 号(2011 年),「憲法解釈における比較憲法の意義」憲法理論研究会編『憲法学の未来』(敬文堂,2010 年),「フランス-治安法制と権力分立・私生活の尊重をめぐる憲法院判決の検討」大沢秀介・小山剛編『自由と安全-各国の理論と実務』(尚学社,2009 年),「上院の選挙法原則・選挙方法と憲法」選挙研究24︲2 号(2009年),「アメリカにおける議員免責特権について-合衆国憲法の発言・討議条項をめぐる歴史と解釈」千葉大学法学論集23 巻1 号(2008 年),「フランス憲法における両院制」比較憲法学研究18・19 合併号(2007 年),など。
●〔受賞〕 日本選挙学会賞(2013年度優秀報告論文)受賞(2014年5月),田上穣治賞(比較憲法学会)受賞(上記『議員特権と議会制-フランス議員免責特権の展開』に対する)(2008年10月)
●〔その他〕かつての勤務大学の所在地との関係で,いくつかの市町の情報公開・個人情報保護の各審査会の委員の経験をしたことがある。

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