ストレス抵抗性植物を作成するためのDofタンパク質の構造と機能解析

keywords.jpg転写因子,ジンクフィンガー,Dof,転写調節,遺伝子発現 

江坂 宗春 

MUNEHARU ESAKA

division.jpg生物圏科学研究科 生物機能開発学専攻 分子生命開発学講座

position.jpg教授

研究概要

研究内容

本研究は,Dofドメインという植物にのみ認められるユニークなDNA結合ドメインを有する転写因子Dofタンパク質に着目した研究である。
 Dofドメインは,動物のステロイドホルモンレセプターやGATA1のジンクフィンガー型DNA結合ドメインと構造的に類似していると考えられているものの,1タンパク質中にDofドメインが1単位しか存在しないこと,また,そのループ領域が長い等の特徴を持ち,植物にしか認められないDNA結合ドメインである。Dof転写因子は,植物界で一つのファミリーを形成しており,光応答性の発現や,オーキシンなどの植物ホルモンによる発現調節,病障害や浸透圧応答などのストレス応答発現など,植物における様々な転写調節に関わっていると考えられているが,未だにその正確なターゲット遺伝子や転写調節機能については明確になっていない。また、Dofドメインの立体構造も明確になっていない。
 本研究では,Dofドメインを有するタンパク質が,植物界でどのように進化し,どのような転写調節因子として機能するようになったかを明らかにする。
<用語説明>Dof:DNA binding of one finger

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

ストレス抵抗性植物の作成とその構造・機能解析について,関連分野の企業と共同研究で連携したい。

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