11CフルマゼニルPETによるてんかん焦点の検出

keywords.jpgてんかん・画像診断・フルマゼニルPET・コンパートメント解析 

檜垣 徹 

TORU HIGAKI

division.jpg医歯薬保健学研究院

position.jpg特任助教

研究概要

研究の背景

てんかん発作の原因となる脳組織(てんかん焦点)では,神経細胞に異常をきたしていることが知られている.本研究ではてんかん焦点を検出するために,神経細胞と選択的に結合するフルマゼニルをトレーサとしたPET検査によりてんかん焦点の検出を試みる.

研究内容

11Cで標識したフルマゼニルを投与し,複数回3次元スキャンした4D画像を取得する.4D画像に対してコンパートメント解析を行うことで,毛細血管から脳組織への薬剤の流れや,神経細胞と薬剤との結合能などを定量的に推定する.
てんかん焦点となる異常組織では結合能が低下しているという仮定のもと,健常者から収集したボランティアデータを利用して統計的に解析し,患者データから異常部位を自動的に検出した.

成果

10名分のボランティアデータ,および5名分の患者データを収集・解析した.従来から利用されている画像検査で検出できなかった病変についても,本手法を適用することで検出できる可能性が示された.

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

症例数を増やし十分検討した後に,医用画像解析ワークステーションなどに実装することで臨床現場に投入する.

本研究の特徴・優位性

従来から利用されているMRIやFDG-PETなどの検査でてんかん焦点を同定することが困難な場合でも,本手法により得た情報が診断の一助となる可能性がある.

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