ミドリゾウリムシを利用した環境水の毒性評価と環境浄化システムの開発

keywords.jpgミドリゾウリムシ,共生藻,環境浄化,環境毒性物質,太陽エネルギー 

細谷 浩史 

HIROSHI HOSOYA

division.jpg理学研究科 生物科学専攻 動物科学講座・細胞生物学研究室

position.jpg教授

研究概要

研究内容

代表的な原生動物の一種である繊毛虫ミドリゾウリムシは,体内に数百個のクロレラに類似した緑藻(共生藻)が共生しており,日本および世界各地の湖沼・河川に生息している。ミドリゾウリムシは,太陽光の照射により共生藻が行う光合成産物を利用できるため,バクテリアなどの特別なエサを必要とせず,維持・培養が極めて容易であるという特徴を持つ。
 共生藻は体外に取り出す事が可能で,これらを純化したクローン化共生藻が多数既に作成されている。また,種々の環境指標毒物等により,体内のミドリ色の共生藻が消滅し共生藻フリーとなった「白いミドリゾウリムシ」が作成されることも,当研究グループを中心に明らかにされている。クローン化共生藻を「白いミドリゾウリムシ」の体内に戻し,純化された特定共生藻を有するミドリゾウリムシを作成することも可能である。
 本研究では、ミドリゾウリムシのこれらの性質(とりわけ,維持・培養が極めて容易であるという点)を利用して,各種環境水の毒性評価を簡便に行える方法・装置の開発を行うことを目的とする。また,ミドリゾウリムシが種々の環境毒性物質を吸収する性質をもつことを我々は既に明らかにしており,環境浄化を行う方法・装置の開発も併せて行う予定である。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心ある企業との間で,実用化に向けた共同研究・受託研究・技術指導などが可能である。

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