地域環境シミュレーターの実用化

keywords.jpg環境影響評価,災害事象のシミュレーション 

山下 隆男 

TAKAO YAMASHITA

division.jpg国際協力研究科 開発科学専攻 開発技術講座

position.jpg教授

研究概要

研究の背景

1990年初めに海洋モデルが気象モデルと結合され全球規模の気候変動予測が可能になって以来,地球科学の分野では各種数値モデルが多くの組織により作成,公開されており,これらのモデルを連携融合させることで高度な環境シミュレーションが可能となっている.

研究内容

RESでは図に構成を示すように,大気・海洋,大気・陸面および河口・海岸の3パートを結合した数値モデルシステムである.基本となるモデル要素は,多くの研究機関,研究者によって使われてきた数値モデルで,気象モデルはWRF,海洋モデルはPOM,波浪モデルはWW3,SWAN,陸面モデルはSOLVEG2,水文流出モデルはHSPFが中心となっている.
これに動的生態系モデル,河川・河口モデル,海岸モデル等を解析対象に応じて結合を変えて使用する.この地域環境シミュレーター研究では,学内の環境影響評価や国際環境協力学に関する教育・研究の基盤ツールを提供するとともに,企業との産学連携研究において,実務レベルでの環境アセスメントへの適用性を検証する.

成果

・教育研究:国際環境協力学の一分野として環境影響評価に関する教材,研究基盤ツールとしての基礎が構築された.
・実務レベルでの応用:土木環境コンサルタント企業により,主として沿岸海洋の防災,環境影響評価に関するモデルの実用性が検証されてきた.

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

環境・防災コンサルタント業務への適用が可能である.

本研究の特徴・優位性

環境要素間の相互作用,フィードバックの数値解析が可能であり,気候変動への適応策に対して環境基礎情報を提供することができる.

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(1) 平成20年度地球環境技術賞「地域環境シミュレーターの実用化に関する産学連携研究」,土木学会地球環境委員会,2008.
(2) 2010年 地球環境工学論文賞「JGEE Award 2010」(Journal of Global Environment Engineering) “Modification of Fire Module in LPJ-DGVM for Application in Tropical Area: A Case Study of West Kalimantan”, Journal of Global Environment Engineering (JGEE), Vol.15, 2010.

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