口腔癌における癌幹細胞と腫瘍間質内間葉系幹細胞の細胞間ネットワークの機能解析

keywords.jpg癌,幹細胞 

石田 康隆 

YASUTAKA ISIDA

division.jpg医歯薬保健学研究院 応用生命科学部門

position.jpg助教

研究概要

研究の背景

口腔癌は顎骨に近接しており、骨髄由来間葉系幹細胞が癌細胞の浸潤・転移に対し強く影響を及ぼしている可能性が考えられる。

研究内容

当科で樹立したヒト口腔扁平上皮癌細胞株より、癌幹細胞様特性を有するCD1331陽性細胞を magnetic cell sortingにより分離した。ヒト骨髄由来間葉系幹細胞を無血清培養し、その培養上清を回収した。CD133陽性細胞を、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞の培養上清を添加した無血清培地中で浮遊培養し、その生物学的特性におよぼす影響について検討した。またヒト骨髄由来間葉系幹細胞中に含まれるケモカイン群の検索を行ない、分泌が亢進していたケモカンが、133陽性細胞の生物学的特性におよぼす影響について検討した。

成果

骨髄由来間葉系幹細胞が分泌するある種のケモカインが、CD133陽性細胞の生物学的特性の維持に関与していることが明らとなった。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

癌幹細胞を標的とする新たな治療法の開発に貢献するものと考える。

本研究の特徴・優位性

本研究は全て無血清培養系で行なっているため、血清由来の種々液性因子の影響を排除している。

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