非侵襲・無拘束仰臥位脈波計測法と寝たきり患者のヘルスモニタリング

keywords.jpgヘルスモニタリング,血圧脈波,無拘束 

辻 敏夫 

TOSHIO TSUJI

division.jpg工学研究院 電気電子システム数理部門 サイバネティクス応用講座

position.jpg教授

共同研究者 : 河本 昌志,吉栖 正生

研究概要

研究の背景

頸髄損傷患者の多くは在宅医療を受けており,完全麻痺の頸髄損傷患者は介護福祉士,医療従事者,または患者の家族のいずれかが24時間体制で状態をモニタリングする必要がある.しかしながら現状ではそれらが困難であるため,介護福祉士等に代わって24時間モニタリングするシステムが望まれている.

研究内容

頸髄損傷患者を24時間モニタリング可能なヘルスモニタリングシステムを開発する.具体的には(1)不整脈や無呼吸等の緊急的危険性の検知機能,(2)血圧などの循環器系の慢性的危険性の検知機能,(3)四肢不随から生じる褥瘡を防止する機能の3点に加えて,長期間使用することを想定して,(4)非拘束で患者の生体信号を計測可能であること,(5)簡便に取扱い可能であるシステムを目指す.

成果

非侵襲・無拘束で計測可能な体表脈波センサ,および褥瘡予防用マットレスを用いて,被験者の呼吸波,血圧脈波に相当する信号を計測し,心拍数および Augmentation Index(AI) を算出するシステムを開発した.

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

長期的に寝たきり患者の状態をモニタリングおよび危険予知することで,介護士の負担軽減効果が期待できる.

本研究の特徴・優位性

非侵襲・無拘束で血圧脈波に相当する信号を計測可能なシステムであるため,寝たきり患者の血管状態を長期モニタリング可能である.また,寝たきり患者の合併症の一つである動脈硬化症を早期発見できる可能性がある.

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日本国特許出願 2009-118095 腹部大動脈瘤検出装置

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