齲蝕原因菌の分布様式と齲蝕の成りやすさの評価

keywords.jpg齲蝕予防 

岡田 貢 

MITSUGI OKADA

division.jpg病院 口腔健康発育歯科・障害者歯科

position.jpg教授

研究概要

研究の背景

口腔に定着している齲蝕原因菌の分布様式から齲蝕発生リスクについて検討する。

研究内容

口腔内から歯垢を集め,DNA抽出し,polymerase chain reaction法を用いて,齲蝕原因菌の同定を行う。一方,齲蝕経験歯数を診査する。
菌の分布様式と齲蝕経験歯数との関係を統計学的に処理する。

成果

幼児,学童期において齲蝕原因菌であるStreptococcus mutansおよびS. sobrinusの両菌を保有している方が,S. mutans単独で保有しているより齲蝕経験歯数は高く,齲蝕のなりやすさは4倍であった。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

口腔に保有する齲蝕原因菌の分布を調査することにより,齲蝕の成りやすさを把握することができる。齲蝕に成りやすさをスクリーニングすることにより,個々に効果的な齲蝕予防処置が可能となる。

本研究の特徴・優位性

従来,齲蝕の成りやすさの評価は食習慣(糖分摂取量),歯磨き習慣(歯垢の除去)によって行われてきたが,齲蝕原因菌の分布を把握することで評価できることが明らかとなった。

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1) PCR detection of Streptococcus mutans and S. sobrinus in dental plaque samples from Japanese pre-school children. Okada M, et al. J Med Microbiol, 2002 May;51(5):443-7.
2) Longitudinal study of dental caries incidence associated with Streptococcus mutans and Streptococcus sobrinus in pre-school children. Okada M, et al. J Med Microbiol, 2005 Jul;54(7):661-5.
3) Caries prevalence associated with Streptococcus mutans and Streptococcus sobrinus in Japanese schoolchildren. Okada M, et al. Int J Paediatr Dent. 2012 Sep;22(5):342-8.

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