超薄膜センサーを用いた舌圧・口唇圧計測システムの構築およびその臨床応用

keywords.jpg唇・舌圧,咀嚼機能 

高 明善 

MYONSON KOU

division.jpg病院 口腔健康発育歯科

position.jpg助教

研究概要

研究の背景

舌圧・口唇圧は咀嚼機能の面において大きな役割をになっている。最近では高齢に伴い低下する口唇圧・舌圧を把握することで食事形態を変更し、誤嚥性肺炎を防止する必要性も唱えられている。このように舌や口唇の圧力、緊張度を主観的・定性的な評価ではなく科学的な立場から客観的に評価する必要性が広く求められており、ヒトが持っている口唇圧・舌圧のデータベース構築と簡易的計測方法の確立は歯科臨床のみならず様々な分野へ応用可能であると考えられる。

研究内容

本研究では市販の超薄型圧力センサーを用いた簡易的計測方法の確立と個性正常咬合者における舌圧・唇圧のデータベースを構築することで、食育指導に際する指標を確立することを目標とする。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

咬合・摂食機能の改善を目的とするすべての分野(高齢者歯科・義歯・矯正歯科治療・口腔リハビリテーション等)において必要とされると想定している。硬質なアクリルレジンプレートを整形可能なビニールシートにすることで日常臨床でも使用でき、リードレスタイプのセンサーにすることでより精度が高く、簡易的な計測システムの構築が可能であると考えられることから、これら計測機器・材料の開発を企業へ期待する。

本研究の特徴・優位性

従来の測定法では、患者が舌圧プローブのバルーンを口蓋皺壁に最大舌圧でおしつけ計測を行うが、動作が複雑で患者の挙動が安定しない。また、捕食・摂食機能に必要な口唇圧の測定は行えない。本研究のシステムを用いれば自然な動作を妨げることなく、安静時および摂食・嚥下時の舌圧・口唇圧計測が可能になる。

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