保育者の専門性としての感情的実践

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中坪 史典 

FUMINORI NAKATSUBO

division.jpg教育学研究科 附属幼年教育研究施設 幼児教育学

position.jpg准教授

研究概要

研究の背景

 保育者の専門性について,技術的実践,反省的実践の側面だけでなく,感情的実践の側面から検討するため。

研究内容

 日本の保育者が伝統的に重視する「見守る」保育と呼ばれる場面を対象に,そこで保育者が行う感情理解(幼児の感情の認知)や感情操作(自分の感情の表出や抑制)など,感情的実践に関する側面を検討した。

成果

 保育者にとって「見守る」保育とは,「非介入的関与」(関与するけど介入しない)であることから,保育者は直接的な言動を抑制するとともに,状況に応じて,幼児に共感感情を表出したり,抑制したりするなど,高度な感情操作を行っていることが示された。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

 感情理解や感情操作など,保育者の専門性を感情的実践の側面から検討することで,とかく過小評価されることの少なくない保育の営みに対する認知と再考を促すことができる。

本研究の特徴・優位性

 従来,測定や評価が難しいとされてきた保育者の感情について,実践知の言語化を糸口とした質的研究方法(多声的エスノグラフィー)を用いてアプローチしている。

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