難治性造血器腫瘍に対する治癒率向上のための造血幹細胞移植に関する研究

keywords.jpg造血幹細胞移植 

兵頭 英出夫 

HIDEO HYOUDOU

division.jpg原爆放射線医科学研究所 ゲノム疾患治療研究部門

position.jpg准教授

研究概要

研究の背景

難治性造血器腫瘍に対する移植療法は、治癒に繋がる可能性を持つ。しかし、同種移植は早期治療関連死亡率も高く、移植後のQOLに問題を残すことも多い治療である。臨床応用されているものの、移植ドナーソースの選択順位・病態に応じた至適治療レジメン・移植対応上限年齢や臓器条件などまだ十分に明らかにされていないことも多い。

研究内容

骨髄バンクおよび臍帯血バンクの認定施設となり、血縁者間のみならず、非血縁者間骨髄移植および臍帯血移植も実施している。難治性造血器腫瘍などの疾患に対して治癒率の向上を目指す。

成果

同種移植のドナーを見出せないPh陽性急性リンパ性白血病に対してPh陰性の幹細胞分画を用いた自家移植を実施し、微小残存病変を認めない寛解例の自家移植では長期生存の可能性を示唆した。同種移植については、管理の難しいさいたい血移植を含めてもバイオクリーンルームからの退室生存率98%を達成している。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

現在臨床応用されているが、以下の可能性によって治癒率の向上が期待できる。
新規の免疫抑制剤や化学療法剤との併用で再発率を低減する。
新規抗菌剤によって、治療関連死亡率を低下させる。

本研究の特徴・優位性

同種移植は、免疫療法として抗腫瘍効果が期待できる。

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