目視的薬毒物の迅速検査法の開発

keywords.jpg検査キット,スポットテスト,呈色,薬物,農薬 

奈女良 昭 

AKIRA NAMERA

division.jpg医歯薬保健学研究院 統合健康科学部門

position.jpg准教授

研究概要

研究の背景

分析機器の発達により、微量の化学物質の分析が可能となったが、分析に妨害を及ぼす成分の除去などの手間を要すると伴に結果が得られるまでには時間を要する。
高価な機器を用いずに、生体内に取り込まれた化学物質を迅速かつ精度良く検出可能とすることを目的とする。

研究内容

専門の知識や技術を持たずに化学物質の有無を判断するには、目視、特に着色や色の変化が明確である。
検査対象とする化学物質の構造や経験上知られている化学反応に注目し、機器分析に妨害を及ぼす成分の除去などを行わず、試薬を加えただけで判断できる方法および検査法を検討した。

成果

水溶液および生体試料中の有機リン系農薬や解熱鎮痛剤、アニリン系薬物を簡便かつ精度良く、検出できる方法を開発した。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

検査薬、農薬のモニタリングに応用可能と考える。また、発色原理の開発であるため、流通に耐えうる薬品への転換、検討などが必要と考えられる。(一部、製品化して販売中)

本研究の特徴・優位性

従来、抗原抗体反応や機器分析が常道と考えられており、未検討分野であった。抗体作成の手間や高額な分析機器に投資する必要もなく、化学物質の構造に応じた安価な検査が可能となる。

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生体内に摂取された有機リン系農薬の検出方法及び検出キット(特許第2952359号)
p-アミノフェノール誘導体の検出方法および検出キット(特許第3658621号)

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