2電極法を用いた腐食・環境モニタリング技術の開発

keywords.jpg化学プラント,保全,2電極法,腐食,環境,モニタリング  

礒本 良則 

YOSHINORI ISOMOTO

division.jpg工学研究院 物質化学工学部門 化学工学講座

position.jpg准教授

研究概要

研究の背景

原子力発電所や化学製造プラント等の設備は腐食その他の損傷により必ず劣化する.このような設備劣化による事故を未然に防ぐために,腐食・環境のモニタリングは大変重要である.従来の腐食モニタリング法に交流インピーダンス法,分極抵抗法等があるが,操作性,コスト面で改善の余地を残している.

研究内容

従来の腐食モニタリング法に比べで,操作性,コスト面の改善を図るために,2電極法による腐食モニタリング法を提案した.本技術は,2電極法を用いて瞬間的電位-電流応答から,腐食対象となる金属試料の分極抵抗を求め,腐食速度を推定するものである.

成果

高温高圧(140℃,0.7 MPa)のボイラー水環境に適用された2電極法の結果から,炭素鋼の腐食量の経時変化が再現性良く表され,腐食モニタリングへの適用可能が示された.

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

腐食モニタリングはある意味で環境モニタリングにもなることから,本手法はプラント保全,発電設備の管理に最適技術になるとして,更なる技術開発を進めていく.本手法を現場に適用させるための周辺技術を構築する必要がある.

本研究の特徴・優位性

本手法は従来の技術と比べて操作性,装置の簡略,コスト面で優れており,設備診断の現場に適用しやすいと言う特徴を有している.

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特許:特開2009-276161(2009.11.26),特願2010-087096(2010.4.5)
論文:礒本良則,佐藤知徳,材料と環境,59 (7), 265-271 (2010).
礒本良則,岡本直樹,腐食防食協会「材料と環境」講演集,D202, 441 (2010).

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