染色体末端維持機構の理解と、がん治療への応用

氏名上野 勝 | ウエノ マサル
所属大学院先端物質科学研究科
職階准教授
キーワード抗がん剤 DNA修復 染色体分配 テロメア ゲノム
研究者総覧http://seeds.office.hiroshima-u.ac.jp/profile/ja.45c39cbf4572661c520e17560c007669.html

概要

研究内容
分裂酵母を用いて、DNA修復、染色体分配、染色体末端テロメアの維持に関係する蛋白質の探索やその機能解明を行う。さらにこの過程で得られた様々な分裂酵母変異株を用いてDNA修復や染色体分配、テロメア維持などに関する阻害剤の新しいスクリーニング方法を開発する。

研究の背景について
DNA修復や染色体分配の阻害剤は、抗がん剤として使用されている。また、テロメアと呼ばれる染色体末端の維持は、がん細胞の生育に必須であることから、抗がん剤の分子標的として注目されている。

研究成果について
これまでに分裂酵母を用いて染色体末端テロメアの維持やDNA修復に関係する蛋白質の機能を複数明らかにしている。また、染色体分配において重要な蛋白質の機能も明らかにしている。

産業界へのアピール

当研究室は、分裂酵母を用いたテロメア維持機構の解明やDNA修復機構の解明において世界トップレベルの業績をあげている。これらの研究で得た当研究室オリジナルな技術や知識は、抗がん剤の新規スクリーニング法の開発に応用可能である。

関連情報

Mol. Cell. Biol. 31, 495-506. (2011) 、 農芸化学奨励賞

http://home.hiroshima-u.ac.jp/scmueno/index.html