幼児による英語の音韻習得

keywords.jpg英語,幼児・児童,学習 

湯澤 正通 

MASAMICHI YUZAWA

division.jpg教育学研究科 心理学専攻 教育心理学

position.jpg教授

研究概要

研究の背景

 国際化の急速な進展にも関わらず,日本語母語話者が英語の音声を聞き取り,話すことが苦手なことは周知の事実です。小学校で外国語活動が導入されましたが,英語を親しむだけでは問題の解決にはなりません。幼少期の子どもの特性や音韻意識の発達を考慮した英語学習が必要です。

研究内容

 中国語母語話者と日本語母語話者における英語の音声の知覚・発声を比較することで,日本語が日本語母語話者の英語の音韻習得に及ぼす影響を解明しています。特に,幼児を対象に,英語の様々な音韻構造や音節数の単語を提示し,即時反復してもらうことで,幼児における英語音声の知覚・発声の特徴を明らかにしています。また,その特徴を踏まえた幼児・児童向けの英語の音韻習得プログラムを開発し,その効果を検証しています。

成果

 日本語のモーラのリズムが日本語母語幼児における英語の知覚・発声に強く影響を与えていることを示すとともに,そのことを踏まえた幼児・児童向けの英語の音韻習得プログラムが英語の音韻習得能力を向上させることを示しました。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

教育・出版業界 を想定。

本研究の特徴・優位性

 具体的なエビデンスに基づいて,日本語母語話者における英語音声の知覚・発声の難しさや英語音韻習得プログラムの有効性を示しています。

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● 湯澤正通・湯澤美紀・関口道彦・李思嫻・齊藤智 英語の多感覚音韻認識プログラムが日本人幼児の英語音韻習得に及ぼす効果 教育心理学研究58 巻第4号,491-502. 2010 年12月 日本教育心理学会2010 年度優秀論文賞

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