発達障害生徒のための 間接発話理解学習プログラムの開発

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若松 昭彦 

AKIHIKO WAKAMATSU

division.jpg教育学研究科 特別支援教育学専攻 特別支援教育学講座

position.jpg教授

研究概要

研究の背景

 「この部屋寒いね」(窓を閉めてほしい)のように,発話の内容と話者の意図が違う場合を間接発話と言うが,能力の高い自閉症やアスペルガー症候群等の発達障害児でも,こうした間接発話の理解が難しい場合がある。そこで,間接発話理解を促進するための指導教材を開発する。

研究内容

 学校,家,屋外等の場面で用いられる間接発話理解のためのビデオ教材を試作した。シナリオは全部で10 あり,間接発話の目的で分けると,要求が6,非難が2,助言・提案が各1 である。各シナリオには,ヒント映像が3 つ,シナリオに類似した場面のテスト映像が1 つずつ付いている。

成果

 発達障害の中学生3 名に試行した結果,質問内容や順序,学習課題やテストの内容・構成等,検討すべき課題も見
出されたものの,指導教材としての利用可能性が示唆された。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

 教育・福祉関係者や保護者などが販売対象として想定される。独習可能なコンピュータ・プログラム化が今後の課題である。

本研究の特徴・優位性

 間接発話理解のための学習プログラムは,国内では実用化されていない。また,写実性や臨場感に優れる実写動画
の使用は,従来技術には見られない。

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● 若松昭彦・坂口明正(2012)高機能広汎性発達障害生徒の間接発話理解を促すビデオ教材の作成.広島大学大学
院教育学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要,第10 号,pp.1-6.

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