男性歯科衛生士に関する研究

keywords.jpg歯科衛生士,男性,ジェンダー,就業環境 

竹本 俊伸 

TOSHINOBU TAKEMOTO

division.jpg医歯薬保健学研究院 統合健康科学部門

position.jpg教授

研究概要

研究の背景

歯科衛生士教育の高度化に伴い,男性歯科衛生士が徐々に増加している。その一方で,歯科衛生士は女性の職業である,と社会的には認知されており,ジェンダー面での問題が残っている。本研究では,我が国で始めて,男性歯科衛生士に関する研究を実施し,知見を得た。

研究内容

広島県内の開業歯科医院に郵送・無記名の調査を実施した。118名から回答があり,その結果を集計し,自由記載コメントについてはKJ法に準じた解析を実施した。

成果

男性歯科衛生士を「雇いたいと思う」:長期勤務やプロ意識への期待が理由に挙がった
「雇いたいとは思わない」:理由は給与の問題や、雇用自体への不安が多くみられた。
男性歯科衛生士に対する認識、期待、問題には、その社会的認知度の低さが大きく影響していることがわかった。今後男性歯科衛生士に関して、男性歯科衛生士自身が能力を上げ、また歯科衛生士の賃金や業務内容などの問題解決に着手すると同時に、男性歯科衛生士が歯科界を含め社会的に広く認知されることを行動の目標にした歯科医療業界全体での活動が必要と考えられた。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

歯科衛生士の離職,人材不足に悩む歯科医療業界に対して,歯科衛生士の雇用・就業状況の改善のための一石としていただければと考えます。

本研究の特徴・優位性

男性歯科衛生士に関する研究は,過去に,我が国で報告されたことはなく,この分野での研究を進め,歯科衛生士の職種としての「成熟」を進める端緒の研究である。

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「男性歯科衛生士に対する歯科医師の認識についての研究 -広島県内の歯科医院院長に対する横断的調査結果の分析-」 広島大学歯学雑誌43巻2号,98-105, 2011.

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