無血清培地で増殖した間葉系幹細胞による再生医療

keywords.jpg無血清培地,間葉系幹細胞,再生医療 

加藤 幸夫 

YUKIO KATOU

division.jpg医歯薬保健学研究院 基礎生命科学部門 口腔生化学

position.jpg教授

研究概要

研究の背景

間葉系幹細胞(MSC)を用いた再生医療が発展しつつあるが、MSCの培養には血清が必要であった。そのため、BSEやウイルス感染リスクや増殖のバラツキがあり、移植用MSCを十分に、かつ安定に増やすことが困難であった。

研究内容

そこで80~90種類の化合物を組み合わせ、無血清でMSCを増殖させるための培養液を開発した。さらにこれらの培養液で増殖したMSCの分化能を評価した。さらにガン化リスクについても検討した。

成果

STK1~3は、それぞれMSCの初代培養、継代培養、分化培養用の無血清培地として開発された。これらは増殖・分化を従来法よりも著しく促進した。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

すでにSTK1,2は各種の疾患に対する再生医療やアンチエイジングに使用されて好評である。今後、厚生労働省の認可を得ることにより、再生医療をさらに進展させることができる。

本研究の特徴・優位性

増殖を100~1000倍促進する。分化能を3~10倍促進する。血清ロットに関わらず安定的に成績が得られる。
ガンリスクはない。

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特許
1.加藤幸夫、邵金昌他 特許第4385076号、 PCT/JP2007/050232
2.加藤幸夫、邵金昌他 特願2008-289146号、PCT/JP2009/005573

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