キャピラリー電気泳動法、マイクロチップ電気泳動法の高感度化・高精度化

keywords.jpgキャピラリー電気泳動,マイクロチップ電気泳動,解離定数,微量分析 

廣川 健 

TAKESHI HIROKAWA

division.jpg工学研究院 物質化学工学部門 応用化学講座

position.jpg特任教授

研究概要

研究内容

物質の分離分析法として,各種のクラマトグラフィーが用いられているが,キャピラリー電気泳動法(CE)は,極微量(ppmからppbレベル)のイオン性試料の分析に適した方法であり,試料が少量(100μL以下)で,分析に用いる支持電解質も10mL;程度しか要しないなど,分析廃棄物の発生が少ない優れた分析法である。
我々は,CEやマイクロチップ電気泳動(MCE)について,次のような研究を行っている。
(1) CE・MCEを汎用の分離分析法として確立するための基礎的研究(再現性・感度にかかわる因子を明らかにする計算機シミュレーション,現象のモデル化など)
(2) これらの基礎研究に基づき,CEやMCEを高精度化・高感度化するメソッドの開発(最近対象としている試料は血液等生体関連試料,海水・河川水など)
(3) 物質定数の測定(解離定数<pKa値>や移動度などの物質定数測定への応用と得られた測定値のデータベース化)
(4) CEを利用した新しい分析法の開発(環境水や生体試料に含まれる微量成分のマトリックスからの分離にCEを用い,これと質量分析計や原子発光法などの検出系を結合させることによる高感度な新分析法の開発)

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心のある企業等との共同研究・受託研究は可能である。

知見の提供,調査,コンサルティング,技術指導が可能である。

このテーマに関する講演,助言などが可能である。

企業と実用化のための共同研究を行いたい。
応用分野
水分析、大気分析(大気から溶解したイオン成分の分析)、生体試料(唾液、汗など)の分析

本研究の特徴・優位性

ICP-AES、ICに比肩、あるいはそれらをしのぐ高感度なキャピラリー電気泳動法(等速電気泳動前濃縮法の併用による高感度化、金属イオン分析については高いコストパフォーマンスが得られる)。マイクロチップ電気泳動法においても前濃縮法の利用、前濃縮に適したマイクロチップの開発により、従来法に比べ数10倍の高感度化。

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特許4067441号

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