水中ラドン濃度の高精度測定

keywords.jpgラドン,ガンマ線スペクトロメトリ,地下水,鉱泉 

靜間 清 

KIYOSHI SHIZUMA

division.jpg工学研究院 エネルギー・環境部門 エネルギー工学講座

position.jpg教授

研究概要

研究内容

 ラドン(半減期3.8日)は天然に存在する放射性希ガスであり,土壌中から大気中に放出される。そのとき,一部は地下水に溶ける。地下水中のラドン濃度は鉱泉基準の一つとなっている。温泉法においては,1)温度が25℃以上か,2)含有物質の一つが基準以上であることのいずれかを満たすかどうかで判断される。含有物質として,ラドン濃度が74ベクレル/リットル(5.5マッヘ)以上であれば鉱泉とされる。
 ラドンはα線を放出するのみであるが,その崩壊した核はβ,γ線を放出する。このことを利用して,当研究室ではゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリ(γ線スペクトル測定法の一つ)によりラドン濃度を精密に測定する方法を開発した。そして,広島県および近郊の地下水,湧水,温泉水のラドン濃度を数多く測定してきた。
 当研究室は鉱泉の認定機関ではないが,本測定法は認定試験法である「泉鉱法」と比較しても十分な精度を有しており,安価にしかも短時間で測定可能であるので,認定試験前のラドン濃度評価に活用できる。その他,健康に及ぼす飲料水中のラドン濃度,地震予知,地下水流動解析,ウラン探査など広範囲に利用可能である。実際への適用について企業及び関係機関との共同研究・技術指導が可能である。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

実際への適用について企業及び関係機関との共同研究・技術指導が可能である。

本研究の特徴・優位性

認定試験法と比較しても十分な精度を有しており,安価にしかも短時間で測定可能

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