食品成分由来の抗ウイルス製剤の開発

keywords.jpgノロウイルス,消毒薬,柿渋タンニン,安全,食品,アルコール製剤 

島本 整 

TADASHI SHIMAMOTO

division.jpg生物圏科学研究科 生物機能開発学専攻 食資源科学講座

position.jpg教授

研究概要

研究内容

○食品にかかっても安心な、柿渋成分を活用したエタノール製剤を開発した。
○広島大学において膨大な量の物質探索を行い、柿渋成分の抗ノロウイルス機能を発見した。また、試料の製造方法を確立した。
○ノロウイルスは人の小腸の中だけで増殖し、製剤の消毒効果を見極めるのは困難であったが、定量PCR法を活用し人体から排泄したノロウイルスで99%以上の消毒効果を直接確認した。
○調理器具をはじめ、食品、厨房の衛生管理に使用可能。噴霧後の水洗いや拭き取りの必要がなく、食品に噴霧しても安全である。
○植物由来成分と食品添加物のみを使用した製剤のため、食品、調理器具・機械にも噴霧可能である。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

○既に、民間との共同で製品化を進めているが、様々な食品分野に展開可能と考えられるので、新規な案件に関しては共同研究の受入が可能である。
○本研究シーズの実用効果を更に拡大するような共同研究や受託研究を歓迎する。
○また、このテーマに関する講演も可能である。
応用分野
食品製造、飲食店、調理器および飲食品取り扱いの衛生管理など

本研究の特徴・優位性

○調理器具をはじめ、食品、厨房の衛生管理に使用可能。
○噴霧後の水洗いや拭き取りの必要がなく、食品に噴霧しても安全。

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【論文】
Kamimoto, M., Nakai, Y., Tsuji, T., Shimamoto, T., and Shimamoto, T. (2014) Antiviral effects of persimmon extract on human norovirus and its surrogate, bacteriophage MS2. J. Food Sci. 79(5), M941-M946.
【授賞】
中国地域産学官コラボレーションセンター 共同研究・技術移転功労賞(2008年7月18日)
第25回「中小企業優秀新技術・新製品賞」産学官連携特別賞(2013年4月8日)
【特許】
○「抗ノロウイルス剤、およびこれを含有する組成物」 国内特許第5092145号 2012年9月
  中国、米国、カナダ、EP、ベトナムでも取得済み
○「エンテロウイルス属の非エンベロープウイルスに対する抗ウイルス剤および抗ウイルス用組成物における特許」 国内特許第5421901号 2013年11月
  米国、カナダ、ベトナム出願中
○「A型インフルエンザウイルス属のエンベロープウイルスに対する抗ウイルス性衛生用繊維製品」 国内特許第5571577号 2014年7月

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