新規リチウム-マグネシウム-窒素系水素貯蔵材料の研究

keywords.jpg水素貯蔵,ケミカルハイドライド,マグネシウムアミド,水素化リチウム 

小島 由継 

YOSHITSUGU KOJIMA

division.jpg先進機能物質研究センター 先進機能物質研究センター

position.jpg教授

研究概要

研究内容

環境問題を背景に,水素をエネルギー媒体として利用するための水素貯蔵技術に関する研究開発が盛んに行われている。その一つに,可逆的な化学反応を利用して水素を蓄える物質群(ケミカルハイドライド)がある。この系は,比較的大容量の水素をコンパクトに貯蔵可能であるが,その反面,反応速度が遅く,放出温度が比較的高いなどの問題点がある。我々は,ケミカルハイドライドに関して,マグネシウムアミドと水素化リチウムを出発原料とする反応に着目した。この反応による理論水素貯蔵率は6.85質量%となる。2つの出発原料をボールミリング処理によって複合化した材料は200℃付近で6質量%程度の水素を放出・再吸蔵する。さらに,再水素化に際してミリング処理を施すことで水素放出反応速度が向上し,150℃において5.5質量%の水素を取り出すことに成功した。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心のある企業等との共同研究・受託研究は可能である。本研究の適用・応用について、知見の提供,調査,コンサルティング,技術指導が可能である。

応用分野
燃料電池自動車用の水素貯蔵タンク

本研究の特徴・優位性

・従来の水素吸蔵合金と比べて高容量。
・ナノレベルでの組織化、複合化等の材料設計技術。
・水素吸放出温度の低温化。

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特開2005─306724(P2005一306724A) 特開2006─305486(P2006─305486A) H.Y.Leng, J. Phys. Chem. B, (2004) 108, 8763-8765

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