金属表面の化学構造解析

keywords.jpg金属,表面,化学構造,表面解析,構造活性相関 

高萩 隆行 

TAKAYUKI TAKAHAGI

division.jpg先端物質科学研究科 量子物質科学専攻 量子物質科学講座

position.jpg教授

研究概要

研究内容

鉄を代表とする金属材料の空気と接している表面は純粋な金属鉄ではなく酸化物の薄膜が形成されている。この酸化膜の化学組成や結晶構造等の違いにより、酸化膜が不動体膜として機能して、一定厚以上に酸加が進まなくなる場合がある。そのもっとも典型的な例がステンレス鋼である。
 ステンレス鋼では極め緻密な酸化膜が数nm程度形成されているために、酸化剤である酸素分子や水分子が金属部分まで拡散することがなく、酸化が進まない。そのため、人間の目でみると、金属そのものが表面に露出しているように見えるものである。
 一方、緻密性の低い酸化膜が表面に一旦形成されると、酸化剤分子がそれを通過するため、酸化反応はどんどん進行して、目視によっても酸化物が形成していることが判明するようになる。金属表面に当初形成される酸化膜の化学組成解析はXPSやFT-IR-ATR、高感度反射法IRなどの表面分析手法で解析することが必要である。
 我々は、30年来これらの各種表面解析法を用いて、各種金属表面の化学構造解析を行ってきた長年の経験と知見の集積と解析装置を揃えている。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心のある企業等との共同研究・受託研究は可能である。

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