菌糸類からの低分子抗がん作用物質の効率的な抽出法

keywords.jpg抗がん作用,菌糸類,霊芝,機能性食品,MTTアッセイ 

仲田 義啓 

YOSHIHIRO NAKATA

division.jpg医歯薬保健学研究院 応用生命科学部門

position.jpg教授

研究概要

研究内容

古来より、菌糸類中には抗がん作用物質の存在が言伝えられて来た。これまで、抗がん作用を謳って大型商品となったクレスチンやレンチナンなどがあるが、その作用に疑問が寄せられ、現在はアガリクスやメシバコブが健康食品として注目を集めている。
アガリクスやメシバコブをはじめ多くの菌糸類や細菌のペプチドグリカン類は昔から抗がん作用があると言われている。しかし、アガリクスを例にとっても栽培法や処理方法で同じペプチドグルカンで活性が異なると言われている。
 我々は抗がん作用物質としてペプチドグルカンのような高分子ではなく低分子物質にも抗がん作用物質が存在すると推定し、効率的な抽出法と精製法を検討して来た。現在数種の菌糸類に適応した効率的な抽出法を開発しており、単離した抗がん物質は正常細胞には細胞毒として働かず、がん細胞(HL60細胞)には壊死作用があることをMTTアッセイ法で確認している。 現在、更に多くの菌糸類へ適応し、それらの抗がん作用物質の薬理作用の検討を始めている。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

種々の抗がん作用を有することが期待される物質のヒトがん細胞株の増殖抑制効果の研究・受託研究は可能である。
本テーマに対する講演・助言などは可能である。
機能性食品および医薬品へのシーズ化合物の検索に向けて企業などとの共同研究を行いたい。
応用分野
医薬品のシーズ開発、機能性食品の評価

本研究の特徴・優位性

本抽出法と構造解析技術を組み合わせることにより、新たな抗がん活性物質の同定が可能になる。

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特願2005-228849

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