便臭,おならの消臭-活性炭をどう使うか-

keywords.jpg便,おなら,消臭,活性炭,硫化水素 

大毛 宏喜 

HIROKI OHGE

division.jpg病院 広島大学病院 感染症科

position.jpg教授

研究概要

研究内容

便臭・おならの悪臭の主成分は硫化水素などの硫化ガスであり,活性炭はこれらのガスの吸着効果を持つことから,消臭剤として有効であることが知られている.しかし様々な活性炭製品が市販されているものの,効果を実感できるほどの製品は見当たらない.これは消臭効果の測定法が確立されていないこと,各種製品の効果比較が行なわれたことがないことなどが理由である.
 おならの消臭目的で市販されている計11製品の消臭効果を定量することで,測定法の確立と,どのように活性炭を用いれば有効な消臭が可能かを明らかにした.製品はいずれも米国製で下着の中に入れるパッド型(5製品),ブリーフ型(2製品),座布団型(4製品)を検討対象とした.効果の測定には人工ガスを作製し水素を加えることで,採取ガスの希釈による問題をクリアできた.(詳しい手法・データはAm J Gastroenterol 2005;100(2):397-400に発表した) ブリーフ型の製品の一つはほぼ100%の消臭効果を有していた一方で,パッド型はいずれも70%程度の効果,座布団型は20%程度の効果にとどまった.活性炭の使用方法によりこれらの差が出ており,活性炭の応用に必要なノウハウが得られた.

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心ある企業、研究機関等と共同研究、委託研究などに取組む用意がある。

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