弾性複合材による風力タービンのパッシブ制御技術の開発

keywords.jpg風車,風力タービン,弾性複合材,フェザーリング,パッシブ制御 

岩下 英嗣 

HIDETSUGU IWASHITA

division.jpg工学研究院 エネルギー・環境部門 地球環境工学講座

position.jpg教授

研究概要

研究内容

風力タービンは,深刻化する地球環境問題を解決していくための自然エネルギー利用技術の一つとして期待されている。これまで欧米では風力タービンの大型化による発電量の増大が図られて来た経緯があるが,我が国のような風況にあっては,むしろ小型分散化による風力タービンの普及が効率的であるという観点から,小型・マイクロ風車の研究開発が一つのトレンドとなっている。
 大型の風力タービンには通常,機械式のピッチ角制御機構が用いられ,様々な風速に対応した発電効率の最適化と,過回転を防止するためのフェザーリング制御を行っている。一方,小型・マイクロ風車の場合には機械式制御機構の採用はコスト的に高価になるという問題点があり,そうした制御機構を有さない商品が多いのが現状である。
 当研究室では既にNEDOからの助成により,弾性複合材を用いて風力タービンブレードのピッチ角をパッシブに制御し,フェザーリングを行う新しい機構を提案・開発している。風洞試験でもその効果を確認し,研究発表会等の場でも,新しい着想による機構として高い評価を受けているところである。この弾性複合材料による機構を応用して高度化させるとともに,実際の風力タービンに対して最適設計して実用機として稼動させるための研究開発等を共同で行うことが可能である。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心のある企業等との共同研究・受託研究は可能である。

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