骨形成タンパク質シグナルの制御技術

keywords.jpg骨形成タンパク質,再生医療,臓器再生,BMP 

鈴木 厚 

ATSUSHI SUZUKI

division.jpg理学研究科 附属両生類研究施設 多様化機構研究部門

position.jpg准教授

研究概要

研究内容

骨形成タンパク質(Bone Morphogenetic Protein, BMP)は、骨格系や神経系などの臓器の形成に必須の細胞増殖因子である。BMPは、細胞膜上の受容体を介して細胞内のBMPシグナル伝達経路を活性化することによってその生理作用を発揮する。したがって、疾患の再生医療法の一つとしてBMPシグナル伝達を人為的に操作するためには、BMP受容体の活性化以降のシグナル伝達経路を調節するキーファクターを探し出すことが重要である。
 当研究室では、BMPによる臓器形成の分子機構の解明、およびBMPシグナル伝達の人為的操作法の開発を目的として、BMPの分化誘導活性を調節する遺伝子の単離と機能解析をおこなっている。 当研究室の成果をもとにBMPシグナル伝達の人為的操作法の開発、および再生医療への応用をおこなう提携企業を募集する。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心のある企業等との共同研究・受託研究は可能である。

応用分野
再生医学、薬理学

本研究の特徴・優位性

当研究室では、BMPシグナル伝達を抑制するヒト新規遺伝子を取得し、特異的な抗体や変異体の作製に成功している。また、生物活性評価系として神経誘導アッセイ法や培養細胞を用いたレポーターアッセイ法を確立している。これらの実験システムを利用して、ヒトBMPシグナル伝達抑制遺伝子の機能を促進または阻害する低分子化合物の探索や診断試薬の開発研究を展開することができる。

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'Kimiko Takebayashi-Suzuki, Naoko Arita, Eri Murasaki and Atsushi Suzuki (2007)The Xenopus POU class V transcription factor XOct-25 inhibits ectodermal competence to respond to bone morphogenetic protein-mediated embryonic induction. Mechanisms of Development 124, 840-855.

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