細胞接着阻害による抗血管新生作用をもつ分子標的薬剤の開発

keywords.jpgインテグリン,分子標的,血管新生,糖尿病,腫瘍血管 

横崎 恭之 

YASUYUKI YOKOSAKI

division.jpg保健管理センター 保健管理センター

position.jpg准教授

研究概要

研究内容

血管内皮細胞には少なくとも10種類以上の接着分子インテグリンが発現し,9種類が血管新生に促進的に働くとの報告がなされている。これらのインテグリンを阻害できれば,病的血管新生が抑制可能で,このことによって糖尿病性網膜症・腎症,あるいは関節炎の治療,さらに抗腫瘍効果などが期待できる。
 インテグリンの中でαvβ3はその血管新生促進作用が詳しく検討されており,これに基づいてαvβ3に対して血管新生抑制作用を持つ阻害抗体が臨床医薬として開発中である。しかし,αvβ3欠損マウスにも血管の発生は認められ,他のインテグリンが補完作用をしている可能性がある。
 我々はインテグリンの認識アミノ酸配列を明らかにしてきている。これを利用したインテグリン阻害物質を作成,個々のインテグリンの作用を包括的に調べることで有効な血管新生抑制物質が効率的に開発可能であると考えており,共同研究によってこれを行いたい。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心のある企業等との共同研究・受託研究は可能である。

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