生命科学技術のあり方と死生観に関する倫理的考察

keywords.jpg生命科学技術,終末期医療,人間の尊厳,ヒトES細胞,生命倫理 

松井 富美男 

FUMIO MATSUI

division.jpg文学研究科 人文学専攻 応用哲学・古典学講座

position.jpg教授

研究概要

研究内容

生命医療分野では、体外受精、出生前診断、遺伝子治療に加え、最近ではクローンやES細胞などの諸技術が常識を塗り替えつつある。また終末期医療では、尊厳死や安楽死の是非をめぐって議論が活発に交わされている。
 これらに共通して言えることは、生命科学技術の進歩に伴う難問やジレンマでありながら、何が良くて何が悪いのかを明確に指示するマニュアルがないことである。こうした問題は「人間の尊厳」の視点に立ち返って「生命とは何か」、「死とは何か」と問い直すことで解決の糸口を探ることができる。
 我々は、これまで欧米の生命倫理研究を参考にしつつ、それらを日本的文脈の中で解体し再構成するという作業を通じて、ヒトES細胞研究のあり方やヒト胚の取り扱いなどについて提言を行ってきた。  

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

このような問題に関心ある団体や企業などに対し、講演や研究会また生命について自由に語り合う場を設ける等の用意がある。
知見の提供やコンサルティングが可能である
応用分野
生命倫理、医療倫理、環境倫理

本研究の特徴・優位性

特に何か新しい知識や技術を提供できるわけではありませんが、生命科学や医学などの先端領域では、とかく社会や人間との接点を失いがちです。そうした盲点を指摘しながら、科学技術とどう付き合うべきかをアドバイスします。

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