コンピュータグラフィックス(CG)の概念を応用した新たな映像検出システムの開発

keywords.jpgコンピュータグラフィックス,コンピュータビジョン,映像監視システム 

金田 和文 

KAZUFUMI KANEDA

division.jpg工学研究院 情報部門 情報工学講座

position.jpg教授

研究概要

研究内容

最近では,公共施設や工場などの事業所からコンビニエンスストアやカラオケボックスなど小店舗,更には家庭において,入退出管理から防災・防犯に至るまでの幅広い分野で映像監視システムが用いられている。 従来の技術では,捉える必要のない映像の背景や明るさの変化(例えば,木の葉の揺れ)までも感知するなど,周囲の環境に影響を受けやすいため,誤検出や誤作動を生じてしまうことが問題となっている。
 本研究では,CGにおけるイメージベースレンダリングの考え方を応用し,異なる設置場所の複数台カメラから入力された画像から,背景画像を切り出し,それらの画像同士を比較して,侵入者(物)を検出するシステムを開発している。 この技術は,同時刻に得られた複数画像を比較するため,照明条件の変化や影などの周囲の環境に影響を受けにくく,高速かつ安定して侵入者(物)を検出でき,また,CG技術を応用していることから,カメラ設置位置以外の仮想的カメラ位置に移動させながらの監視も可能となっている。
 今後は,これらの技術を用いた映像監視システムの実用化と新用途開拓に向けて共同研究していきたい。※イメージベースレンダリング:様々な視点から撮影した実画像を蓄積しておき,要望に応じて適切な画像を読み出すことで3次元物体を表現することを言う。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

本研究の適用・応用について共同研究を希望する。
応用分野
各種映像監視システム

本研究の特徴・優位性

周囲の環境からの影響を受けにくい監視システムを構築することができる。屋外での直射光の照射や影などによる誤検出を起し難い検出方式である。カメラ設置位置以外に仮想カメラをセットしてその映像を作成することができる。

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Image Based Rendeing手法を利用した監視システム(河本, 金田, 山下) 画像電子学会 Visual Computing Workshop 2002 (2002)

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