透絶滅危惧資源生物の保全とゲノム情報分析

keywords.jpg絶滅危惧種,人工増殖,系統保存,ゲノム多様性,種の保全 

住田 正幸 

MASAYUKI SUMIDA

division.jpg理学研究科 附属両生類研究施設 多様化機構研究部門

position.jpg教授

研究概要

研究内容

当研究室の両生類研究施設では,現在60種120系統2 万匹におよぶ無尾両生類(カエル類)を飼育・継代維持している。これらの保存系統は国内外から30年以上の歳月をかけて収集されたものであり,野外で絶滅が危惧されている種や,二度と出現しないような突然変異系統など,学術的に極めて価値の高いものが多い。
 本研究では,両生類研究施設で培われてきた技術を生かし,近年絶滅が危惧されているいわゆる「絶滅危惧種」について,実験室での人工増殖ならびに飼育維持を行う。さらに,室内系統のゲノム解析から得られる知見に基づき,野生集団についても集団遺伝学的解析を行い,野外における本種のゲノム多様性を把握する。これらの過程を通し,「絶滅危惧種」の包括的な保全を目指す。 

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

環境保全・種の保全を実際に目指している自治体・企業等との共同研究を提案したい。
応用分野
人工繁殖に関する知見は、絶滅危惧種の維持増殖に有用だけでなく、野外における絶滅危惧種の保全にも応用が期待できる。自力での存続が困難なほどの個体数の減少や生息環境の悪化が起こった地域集団の一時的な保護に応用できる。

本研究の特徴・優位性

本研究は,近年の社会的関心事である環境保全・種の保全のモデルケースになりうると期待され,さらに,ゲノムデータベースなどの遺伝資源に関わる情報蓄積において,多大な貢献をするものと考えられる。

お問い合わせ