シトクロムcの生合成過程解明による有用蛋白質の大量生産技術の開発

keywords.jpg有用蛋白質の大量生産,シトクロムc,生物エネルギー代謝 

三本木 至宏 

YOSHIHIRO SANBONGI

division.jpg生物圏科学研究科 生物機能開発学専攻 分子生命開発学講座

position.jpg教授

研究概要

研究内容

生物のエネルギー代謝経路において,電子伝達の機能を担うシトクロムcがその役割を果たすには,成熟化したホロ型蛋白質が細胞内のしかるべき場所に存在していなければならない。すなわち,シトクロムcを構成するポリペプチド鎖とヘムが細胞内でそれぞれ合成された後,両者が結合し,細胞膜上に運ばれる必要がある。したがって,シトクロムcの作用機構を理解するためには,細胞内での合成過程を知ることが重要である。
 当研究室では,遺伝学の手法を駆使し,細胞レベルでの現象を観察することから細菌シトクロムcの生合成に必要な分子装置の解明を進めている。蛋白質生合成の問題に,基質である蛋白質の熱力学の観点を取り入れた全く新しい切り口から研究を展開している。
※シトクロムc:生物のエネルギー代謝に必須な電子伝達蛋白質で,微生物から植物や動物に至る多くの生物がもつ。

実用化に向けて(想定業界・用途、課題、企業への期待など)

この分野に関心のある企業等との共同研究・受託研究は可能である。

本研究の特徴・優位性

成果は,シトクロムcに限らず,広く一般の蛋白質の細胞内生成や構造形成に関するものであり,有用蛋白質の大量生産技術に適用できると考えられる。

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