高品質な色の実現 ー 波長変換粉体の開発 ー

大学院先進理工系科学研究科 井上 修平 准教授産業分類 : 化学工業

産業分類 : 化学工業

アピールポイント

 ● 高品質な光
 ● 安価
 ● 波長変換

アピールポイント

 ● 高品質な光
 ● 安価
 ● 波長変換

研究者のねらい

照明の基準は太陽光であり、いかに太陽光に近いかが自然な光、高品質な光の条件となる。このような意味では白熱電球は最適であるが消費電力の大きさに問題がある。LEDは消費電力、寿命の面で優れるためこれで高品質な光、色の再現性を目指す研究がなされている。光の品質にばかり注目が集まりがちであるが本研究で対象とする黄色蛍光体はUV, 青からの波長変換粉体である。既存の太陽光発電パネルは紫外線のエネルギーを有効に利用することができない。本研究の粉体を塗布することでUV→可視光への変換が可能であり、発電効率の向上にも使えるのではないかと考えている。

研究内容

LEDで白色光を得る方法はいくつかあるが、青色LEDによって補色である黄色発光を元の青色と混合することで実現する手法が注目されている。現在この黄色蛍光体はYAG(イットリウム、アルミ、ガーネット)を用いたものが主流であるが熱安定性と費用に問題がある。2017年からYAGに関する特許が失効し始めているためYAGにも再び注目が集まっているが、本研究ではゾルゲル法による低温合成が可能なリチウムシリケイトを用い、Eu2+の4f-5d遷移に基づく発光を制御することに注目している。

備考

特許:なし
論文:T. Kokabu, S. Inoue, Y. Matsumura, Chem. Phys. Lett. 628 (2015) 81.
T. Kokabu, K. Takashima, S. Inoue et al., J. Appl. Phys. 122 (2017) 015308. など
受賞:T. Kokabu, S. Inoue, Y. Matsumura, Excellent Presentation Award, JCREN2016.
お問合せ:
広島大学産学連携推進部 (techrd@hiroshima-u.ac.jp)
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