熱界面シート及びその製造方法
大学院先進理工系科学研究科 崔 龍範 准教授産業分類 : 学術研究,専門・技術サービス業
産業分類 : 学術研究,専門・技術サービス業
アピールポイント
● 軽量かつ高熱伝導率を有する熱界面材料
● 低コスト及び容易に製造可
● シートの大量生産可
アピールポイント
● 軽量かつ高熱伝導率を有する熱界面材料
● 低コスト及び容易に製造可
● シートの大量生産可
研究者のねらい
熱界面材は、デバイス等の発熱体とヒートシンク等の放熱体との間の微小空隙を埋めるように充填され、発熱体から発生した熱を放熱体へ効果的に伝える役割を担う。本研究は、高熱伝導率、低コストかつ容易に製造することが可能であり、加工の際に端部から切粉が発生せず、軽量かつ高い熱伝導率を有する熱界面シートを提供する。
研究内容
本研究で開発された熱界面シートは、熱可塑性樹脂 と、カーボンナノファイバーを含有する熱界面シートである。製造過程は混合→塗布工程→乾燥工程→剥離工程であり、シートの厚さは20µから100µであるが、シートの厚さは自由に変えることが可能である。シートの硬度(Hs, 82-85)、熱伝導率(厚さ方向, 14.3W/mK )の特性を持っている。また、熱界面シートは適当な大きさに切り出す際に、端面から切粉が発生することが問題であるが、本シート材はその問題を解決され、作業性の効率も上がる。
備考
出願番号 :特願2020-13888
研究室HP: https://home.hiroshima-u.ac.jp/~zaishitu/Researchgate
HP:https://www.researchgate.net/profile/Yong_Choi19
Email:ybchoi@hiroshima-u.ac.jp