鋳放使用可能なNear-α型チタン合金の設計と特性評価
大学院先進理工系科学研究科 松木 一弘 教授産業分類 : 製造業
アピールポイント
● 低製造コスト・省エネルギー・地球環境保全対応のnear-α型Ti合金の開発
● DV-Xαクラスター法による鋳放使用可能なnear-αチタン合金の設計
アピールポイント
● 低製造コスト・省エネルギー・地球環境保全対応のnear-α型Ti合金の開発
● DV-Xαクラスター法による鋳放使用可能なnear-αチタン合金の設計
研究者のねらい
本研究では、低製造コスト化による省エネルギーを切り口に、地球環境保全対応の鋳放使用可能なnear-α型Ti合金開発を行う。目下、Ti合金は鋳造後に複雑な加工・熱処理を施すため、高製造コスト化を招いている。そこで、後処理無しに、鋳放し状態での合金の高性能化を念頭に。従来合金に比肩する強度・延性・耐食特性を目標とした。なお、d電子合金設計法のさらなる高精度化も研究の課題として挙げた。製造プロセス最適化として電気エネルギー効率の良く・材質制御まで完了を意図して、浮揚溶解法を用いた。
研究内容
Near-α型Ti合金の設計に、DV-Xαクラスター法より得られた,2種の電子パラメータ(Bo:原子間の結合次数,Md:d軌道エネルギーレベル)を用いた.また,溶製した合金の強度,高温耐食性を評価した。得られた主な結果を以下に示す。
備考
論文: 1.Xi-Long Ma, Kazuhiro Matsugi, Zhe-Feng Xu, Yong-Bum Choi, Ye Liu, Jie Hu, Xin-Gang Liu and Hao Huang. Cold crucible levitation melting of near-α titanium alloys and their characterizations. こしき,No.41.2.Xi-Long Ma, Kazuhiro Matsugi, Zhe-Feng Xu, Yong-Bum Choi, Ryohei Matsuzaki, Jie Hu, Xin-Gang Liu and Hao Huang.