⽬視できない条件下の物体の挙動(位置・速度)の評価法

大学院先進理工系科学研究科 田中 憲一 准教授産業分類 : 製造業
氏名 田中 憲一 | タナカ ケンイチ
所属大学院先進理工系科学研究科
職階准教授
研究者総覧https://seeds.office.hiroshima-u.ac.jp/profile/ja.0290e8a9badcfab1520e17560c007669.html

産業分類 : 製造業

アピールポイント

 ● ⽬に⾒えない物体(粒⼦・液体・気体)の運動状態(位置、速度)の評価が可能
 ● 任意の配管⼨法、流体速度に応じた設計が可能
 ● 光学系が不要なため可視光線が届かない不透明な配管にも適用可能

アピールポイント

 ● ⽬に⾒えない物体(粒⼦・液体・気体)の運動状態(位置、速度)の評価が可能
 ● 任意の配管⼨法、流体速度に応じた設計が可能
 ● 光学系が不要なため可視光線が届かない不透明な配管にも適用可能

研究者のねらい

エンジンやエネルギー⽣産などの効率化では流体の挙動を正確に把握する必要があるが、⾼温・⾼圧のため⾦属など不透明な材質で配管を構成する必要があり、既存の⼿法では不可能である。
これを実現する⽅法として、放射性マーカーと検出器を⽤い、試料の位置・動きを測定する新原理を開発した。
壁を隔てた場所や閉所、暗闇など⽬視できない場所での物体の挙動認識等での利用が期待できる。

研究内容

微小な固体の放射線源をマーカーとして配管中の流体に添加し、発せられる放射線の数を検出器で定量し、それを解析して線源の位置・速度(もしくは速さのみ)を評価する。
従来技術の問題点であった、不透明な配管(壁)を隔てた物体の位置・速さを評価することに成功した。
また、従来は管を透明にすること(PIV)や大掛かりな線源・検出器・画像解析法(放射線透過撮影・SPECT)が必要であったが、これを不要とし、適用可能な速さ域を精査した上での評価が可能となった。
本技術の適用により、実用場での挙動評価ができるため、実際に即した開発が期待される。

備考

特許:特願2017-081985、
https://shingi.jst.go.jp/var/rev0/0000/6427/2017_hiroshima-u_5.pdf
お問合せ:
広島大学産学連携推進部 (techrd@hiroshima-u.ac.jp)
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