堆肥発酵の熱生成・分布予測

大学院先進理工系科学研究科 神名 麻智 助教産業分類 : 農業,林業
氏名 神名 麻智 | カンナ マチ
所属大学院先進理工系科学研究科
職階助教
研究者総覧https://seeds.office.hiroshima-u.ac.jp/profile/ja.236fd06e8bd42dff520e17560c007669.html

アピールポイント

 ● 廃棄物系バイオマスの有効利用
 ● 微生物群の複雑な反応の定量化 
 ● 発酵熱などの排熱の有効利用  

アピールポイント

 ● 廃棄物系バイオマスの有効利用
 ● 微生物群の複雑な反応の定量化 
 ● 発酵熱などの排熱の有効利用  

研究者のねらい

近年、増々深刻化する環境問題の解決の一助となるために、廃棄物のエネルギー利用を考える。廃棄物の中でも家畜排せつ物は堆肥化の際に発酵熱が生成する。この生成した熱を有効利用するためには、堆肥内の熱の生成・分布を正確に知る必要がある。本研究では堆肥化中の微生物による発酵熱生成を数値的に予測する。得られた結果はその他の発酵熱生成予測の糸口となり、各種排熱の有効利用につながる。

研究内容

環境問題の深刻化に伴い、近年廃棄物系バイオマスに注目が集まってきている。その中でも家畜排せつ物は2009年に処理法が制定され、適切な処理が望まれている。家畜排せつ物の処理法には主にメタン発酵、堆肥化が挙げられる。堆肥化はその進行中に発酵熱が生成し、堆肥温度が70℃近くまで上昇することが知られている。その発酵熱を有効利用するために、堆肥の熱の生成・分布を予測可能なものにすることを目的とする。

備考

論文:神名麻智, 松村幸彦:J. Jpn. Petrol. Inst. 55, pp.236-240 (2012)
    神名麻智, 木村直人, 山下康貴, 柳田高志, 松村幸彦,J. Jpn. Petrol. Inst. 56, pp.326-330 (2013) 
    Sakimoto, K., Kanna, M., Matsumura, Y, Biomass and bioenergy 99 pp.116-121 (2017)

お問合せ:
広島大学産学連携推進部 (techrd@hiroshima-u.ac.jp)
Copyright © 2024 - Hiroshima University. All Rights Reserved.