美学=感性哲学による人・モノ・街づくり方法の提案
美学=感性哲学による地域文化遺産の発掘と活用法の提案
大学院人間社会科学研究科 桑島 秀樹 教授産業分類 : 複合サービス事業
産業分類 : 複合サービス事業
アピールポイント
● ・美術・歴史・自然を複合的に捉えた公共施設の運営や文化行事の実施に対する提言
● ・地域に残る文化遺産(歴史伝承・伝統産業・観光名所など)を複合的に物語化したガイドブック作成の提案
● ・文化創造の仕掛けとしての「歴史×アート×物語」を実践する場としての公開講座・公開セミナーの提供
アピールポイント
● ・美術・歴史・自然を複合的に捉えた公共施設の運営や文化行事の実施に対する提言
● ・地域に残る文化遺産(歴史伝承・伝統産業・観光名所など)を複合的に物語化したガイドブック作成の提案
● ・文化創造の仕掛けとしての「歴史×アート×物語」を実践する場としての公開講座・公開セミナーの提供
研究者のねらい
・「感性の学」としてのAesthetics(美学)こそ、人類が22世紀まで生き抜くために必要な「生の技法」を教えてくれる学問であることを示したい。
・「感性の学」としてのAesthetics(美学)は、文理融合的・総合科学的なペースペクティヴのもと、現代を生きる社会や個人が抱える諸問題に対し、柔軟かつ多様な処方箋を与えうると信じている。
研究内容
・「感性の学」としてのAesthetics(美学)の研究に取り組んでおり、狭義には「ケルト」アイルランド文化にみられる「創造性」・「多様性」・「柔軟性」・「異種融合性」・「装飾性」をもつ思考形態(=イメージ/デザイン的思考様式)について研究。しかし広義には、こうした思考のもつ「現代社会の批判性」・「未来文化の創造性」など、いわば〈22世紀まで生き抜く技法〉についても考究している。
・また、地域の「風景/景観」・「歴史/地理」・「芸術/産業」を、「感性」の視点から学際的・総合的に捉え、文化創造・文化振興に寄与しうる提言もおこなっている(例:東広島市の文化・芸術行政など)。いわば「〈みち〉と〈まち〉の感性哲学」の実践である。
備考
桑島主著の紹介: 1.(単著:図書)『崇高の美学』講談社選書メチエ、2008年5月。※大自然から原爆・高層建築・宇宙開発の風景まで、「崇高」という文明批評語的な美的範疇で分析する。 2.(単著:図書)『生と死のケルト美学―アイルランド映画に読むヨーロッパ文化の古層』法政大学出版局、2016年9月(第14回木村重信民族藝術学会賞)。※映画分析を小道具に、極西辺境に残るアイルランド=ケルト的な感性文化を探り、それを21世紀的な「生の技法」として提起する。 3.(共編著:図書)『バーク読本―〈保守主義の父〉再考のために』昭和堂、2017年8月。※近代「保守主義」の祖エドマンド・バークの伝記に迫り、18世紀の「市民」「文明」概念を再考する。