各種接合継手の疲労破壊機構の解明および損傷評価技術

大学院先進理工系科学研究科 曙 紘之 准教授産業分類 : 鉄鋼業
氏名 曙 紘之 | アケボノ ヒロユキ
所属大学院先進理工系科学研究科
職階准教授
研究者総覧https://seeds.office.hiroshima-u.ac.jp/profile/ja.7a2070f27e2a7d52520e17560c007669.html

アピールポイント

 ● 各種接合継手の疲労破壊機構解明
 ● 荷重モードや実働荷重など接合継手に対する詳細な疲労損傷評価
 ● 高強度・高信頼性を持つ接合材作製を支配する因子策定

アピールポイント

 ● 各種接合継手の疲労破壊機構解明
 ● 荷重モードや実働荷重など接合継手に対する詳細な疲労損傷評価
 ● 高強度・高信頼性を持つ接合材作製を支配する因子策定

研究者のねらい

私達の身の回りの機械・装置は時間とともに傷つき壊れ,それら破壊の主要因は金属疲労と呼ばれる現象にあります.しかし,「モノが壊れる」仕組みを理解することによって,壊れにくいモノを作ることが可能となります.私達はモノが傷つき壊れる仕組みを研究することで,より壊れにくい新たな構造開発を行っています.また物が壊れる寿命を正確に把握することで,機械・装置類の安全な運用・稼働を目指しています.また地球環境問題に配慮し,軽くて強い材料や高い機能性を持った材料の開発が進んでいるため,それら新材料に対しても壊れる仕組みを詳細に研究しています.

研究内容

マルチマテリアル車体実現のためには様々な接合技術の適用が必要とされています.そのため,各種接合技術(スポット溶接,レーザ溶接など)に対して,強度の高い継手作製や継手の信頼性向上が求められています.そこで私達は,継手に発生するき裂の3次元的観察や,き裂近傍応力場の数値解析によりその破壊メカニズムの解明を行っています.また併せて,異なる荷重モードや実際の構造物に作用する複雑荷重下での評価も行い,壊れにくい構造物を作るために必要な支配因子について研究を行っています.

備考

各種金属(鉄鋼材料,Ti合金,Mg合金)の微小疲労き裂と周辺結晶組織の関係
原子間力顕微鏡を用いた微小疲労き裂観察と結晶塑性有限要素法解析による微小疲労き裂進展の関係
先進材料の疲労特性評価と各種因子による疲労寿命評価法の検討
 (水力発電用ステンレス鋳鋼,溶接補修材,白金ロジウム合金,Ni基超耐熱合金,繊維強化複合材など)
お問合せ:
広島大学産学連携推進部 (techrd@hiroshima-u.ac.jp)
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