C型肝炎に関連する肝細胞癌への進展を予測する遺伝子マーカー

氏名越智 秀典 | オチ ヒデノリ 現在 広島大学に在籍していません
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概要

【新技術の概要】
総計約3千例の日本人C型慢性肝炎症例によるゲノムワイド関連解析で、C型肝炎ウィルスに起因する肝癌発症と関連するDEPDC5遺伝子上のSNPを同定した。多変量解析ではこのSNPは性別、飲酒歴についで3番目に強いリスク因子であることが判明した(オッズ比1.9)。
Through genome-wide association study including more than 3,000 Japanese HCV patients, a SNP in DEPDC5 gene was identified as a susceptible marker for HCV-related HCC. Multiple logistic regression analysis revealed it to be the third highest risk (odds ratio 1.9), behind gender and alcohol consumption.

【従来技術・競合技術との比較】
日本人の死亡原因中で肝癌は癌の中では4番目で、8割はC型肝炎に起因する。C型肝炎関連肝癌のリスク因子として、肝線維化、男性、糖尿病、飲酒等が挙げられている。遺伝的要因ではB型肝炎関連肝癌についてKIF1Bが海外で、C型肝炎関連肝癌についてMICAが国内で同定されている。

【新技術の特徴】
・大規模サンプルによるゲノムワイドSNP解析によって同定された肝癌の遺伝子マーカーである。
・C型肝炎に起因する肝癌を選択的に予測するマーカーである。

【想定される用途】
・C型慢性肝炎患者の将来の肝癌発症リスクの評価

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